50代、人付き合いの“バッテリー残量”を考えてみた

嫌いになったわけじゃない

「嫌いになったわけじゃない。でも、なぜか少し疲れてしまった。」

ここのところ、ずっと頭の中でループしている言葉です。

私は昔から、ときどき人間関係を“リセット”してしまう癖がありました。
それは良くもあり、悪くもあり。

白いカップに入っているブレンドコーヒー。
いつも行く喫茶店のモーニングコーヒー

ただ、50代になってからは、それをなるべく封印してきました。

若い頃ならまだしも、この歳になると新しい出会いはそう簡単には増えません。

これから先、

「こんにちは」

よりも

「さようなら」

が増えていくはず——

そう思うからこそ、今あるご縁は大事にしなければ。

ただでさえ友人と呼べる人は少ないのだから。

そう思っていたのです。

50代、エネルギーは無限じゃない

私には、10年以上付き合いのある友人がいます。

彼女は、好きなことの話になるとマシンガンのごとく止まらないタイプ。最近は新しい“推し”が見つかったらしく、

「こんなにハマったの、生まれてはじめて!ねえ、見て見て!」

くらいのテンションで、目をキラキラさせながら語ります。

歳は私と変わらないはずなのに、ものすごくパワフル。

例えるなら、時速30キロでのんびり走る私の横を、彼女は時速120キロで走り去っていく感じです。

私の心のバッテリーは、みるみる減っていきます。

スマホのバッテリーの残量。もう充電しないと。
私のバッテリーも減りが早い……。

うらやましいな、好きなことがあるって楽しそうだな。

少し離れた場所から、そんなふうに思っていました。

話が嫌なわけではない。それだけは本当です。

ただ、その熱量に今の私はついていけない。

帰り道、なぜかぐったりしている自分に気づきました。

50代になると、誰かと同じ熱量で走り続けるのは思っている以上に気力を使います。

体力よりも、気力。

「なんでこんなに疲れてるの?」

自分でも少し驚くほどでした。

変化は突然ではなく、じわじわやってきます。

気づいたときには、しっかり居座っている。

……ジワるって、こわい。

若い頃は刺激を求めていたはずの私。

でも今は、

「目まぐるしい変化」

よりも

「あまり変わらない心地よさ」

を選びたくなっていました。

それが今の自分の本音なのだと思います。

だったら、自分が求めているものを少し与えてあげてもいいのかもしれない。

無理してついていかなくても、自分のペースを守ればいい。

そう思ったら、ほんの少し楽になりました。

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距離を置くのは終わりじゃない

打ち込めるものがあるのは、正直うらやましい。

でも同時に、こうも思います。

「今さら人間関係を広げて、しんどくならないのかな」

「今から人間関係を広げる体力は、どこに売っていますか?」

そんなもの、どこにも売っていません。

私は人付き合いが得意なほうではありません。

だからこそ、ひとりで過ごす時間が好きで、今のソロ活にもつながっているのかもしれません。

グループができて、内輪の空気ができて、もし揉め事があったら——

止まらないグループLINEの通知を想像しただけで、バッテリーはさらに減ります。

(過去にこっそりグループLINEを抜けたこともあります。)

きっと私はもう、

「新しい刺激」

よりも

「穏やかな平穏」

を選ぶ年齢になったのでしょう

若い頃と今が違うのは当然です。

そこで私は、息苦しさを感じたら少し距離をあけることにしました。

関係を終わらせるのではなく、調整する。

ほんの少し余白をつくるだけで、呼吸がしやすくなります。

今でも月に一度は一緒に食事に行きます。

「元気だった?」

と笑い合えれば、それで十分。

50代の友情は、形を変えてもゆっくり続いていく。

細く、長く、静かに。

今の私には、それがちょうどいいのです。

もし今、誰かとの距離に悩んでいるなら無理に答えを出さなくても大丈夫。

少しだけ余白を作るだけで、呼吸は楽になります。


最近は、ひとりで過ごす時間も大切にしています。
ひとり映画や日帰りソロ活は、今の私にちょうどいい時間です。

ひとりで静かに映画を楽しむのもアリですよ。
ソロ映画のススメ|ひとりで映画館に行く楽しさとコツ

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