ひとり時間ができたとき、
「さて、何をしよう」
と思いながら、結局スマホを眺めて終わる。
そんな日が増えてきました。
外に出る元気がある日もあれば、
今日は家で静かに過ごしたい、という日もあります。
50代になってからは、特にそう感じるようになりました。
何か新しい趣味を始めるほどでもない。
でも、ただ時間をつぶすだけのひとり時間は、少しもったいない気がして。
そんなときに思い出したのが、
昔どこかで見かけた
「大人のぬりえ」
でした。
正直なところ、
「多分続かないかもしれないけど、ちょっとやってみようかな?」
そのくらいの軽いノリで始めました。
なぜ大人のぬりえをやってみようと思ったか

正直、続くとは思っていませんでした。
正直、趣味と呼べるものが欲しかったわけではありません。
新しいことを始めるには、少し気力がいる。
道具をそろえたり、やり方を調べたり、続けられるか考えたり。
そう思うと、なかなか一歩が出ませんでした。
道具をそろえたり、やり方を調べたり、続けられるか考えたり。
その点、大人のぬりえはとても気楽でした。
本を開けばすぐ始められて、途中でやめても誰にも迷惑がかからない
上手に塗らなくても、完成しなくてもいい。
「今日は5分だけでもいい」
そう思えることが、今の自分にはちょうどよく感じました。
それに、色鉛筆を持つなんて何年ぶりだろう、と少し懐かしい気持ちにもなりました。
気分が乗らなければやらなくていい。
疲れていたら途中でやめればいい。
その“ゆるさ”が、始めてみようと思えた一番の理由かもしれません。
実際にやってみて感じたこと

ぬり絵ってこんなに無心になれるんだと正直びっくりしました。
まず驚いたのは、色を塗り始めてから頭の中のざわつきが、スッと静かになったことです。
50代になると周りの環境も変わってきて、仕事や家族の事がいつも頭の中をよぎりがち。
でも、ぬりえをやっている時は、線に沿って色を乗せたり、
同じ色でも筆圧を変えてグラデーションを作っていきながら“無心“になれました。
それだけの事なのに、気がつくと心が落ち着いているのが不思議でした。
・紙と色鉛筆の相性
色を塗る画材も、例えばクレヨンや水彩、カラーサインペン、他にもいろいろありますが、
色鉛筆なら細かい箇所を塗りたい時に、先を細く削ったり
塗り場所によって調整ができる上に、
紙に負担がかかりにくいので相性バツグンだと思います。
細かい重ね塗りで色の変化を楽しめるのも色鉛筆ならではの良さではないでしょうか。
「もう少し味わいのある出来にしたいな」
と思った時は、パステルもおすすめです。
・安く揃えられる話
大人のぬりえが出始めの頃は、書店にしか本が置いていなくて、しかも高かった記憶があり、
「脳トレっぽいし、もう少ししたらダイソーあたりで出してくれるかな」
なんてのんびりしてたら、ダイソーどころかいろんな100円ショップで
大人のぬりえを見かけるようになりました。
しかも画材もかなり豊富。
1,000円あれば相当揃えられるので、ホクホク気分で買い物カゴの中に入れて、
帰ってからは色鉛筆をぬりえの上に並べて
「どれから色を塗ろうかな」
と、塗る前からいろんな予想図を思い浮かべては楽しんでいました。
家の中でお金がそんなにかからない趣味としては多分優勝ではないかと思います。
絵が苦手でも楽しめた理由
完成図が決まっているので、絵心がなくても始められるというのも、とてもよかった点です。
「失敗したらどうしよう」
そんな不安もほとんどありません。
することは、色を選んで、今の自分の感覚で塗っていくだけ。
上手に仕上げることよりも、
「塗っている時間そのもの」
を楽しめるのが、大人のぬりえの魅力だと思いました。
小さな達成感が、うれしかったこと
また、出来上がった作品をスマホで撮って待ち受けにするのも楽しみのひとつです。
画面を見るたびに、「自分でここまで塗ったんだな」と小さな達成感を感じて、
なんだかうれしくなります。
一枚仕上がるたびに、少しずつ自信もついてきて
「次はどのぬりえにしようかな?」
と、自然と楽しみが増えていきました。
子どもの頃に感じた“色を塗るだけの楽しさ”とはまた違う新たな発見もあります。
紙と色鉛筆ならではの心地よさ
スマホのぬりえアプリもありますが、やっぱり紙と色鉛筆の相性はとてもいいと感じました。
・ぬりえ系アプリとの違い
実は私も曼荼羅ぬりえが手に入らなかった時に何度かダウンロードした事があります。
塗る箇所がブロック分けされていて、ブロックの番号順に
好きな色を塗っていく感じだった気がします。
スマホひとつで完成するので
・ぬりえや色鉛筆を買いに行く時間がない人
・とりあえずぬりえってどんな感じか試してみたい人
こんな人に向いてると思います。
スマホでできるぬりえサイトアプリは、
スマートフォンならGooglePlay、iPhoneならApple Store
でダウンロードすることができます(一部課金あり)。
「大人のぬりえ」
で検索すると、結構な数出てきますので、興味のある人は
お好みの絵柄で楽しんでみてください
その点、紙の場合はスマホぬりえと比べて少しだけ準備が必要ですが
自分で好きなグラデーションを作れることや、紙に色をのせていく感触が、とても心地よいのです。
絵心がなくても、
「塗る」
という行為だけでアートに参加できる。
その楽しさは、思っていた以上に大きなものでした。
50代ひとり時間との相性

ひとりで家にこもりたい日に、ちょうどいい趣味
ひとりで家にこもりたい時にやるぬりえは、なんだかとても楽しいものです。
50代になると、周囲の環境が少しずつ変わってきて、一人になれる時間が増えてくる世代だと感じます。
でも、急に自由な時間ができると、何となくテレビをつけてしまったり、寝転んでスマホを見ているうちに一日が終わってしまったりしますよね。
そんな時、大人のぬりえは、ぬりえ本を開いて少し色を塗るだけでも、自然とリフレッシュした気分になれます。
いつもの生活リズムを崩さずに、
「質の高い隙間時間」
を作ってくれるところが、とてもいいなと思いました。
・誰とも会いたくない日だってあるから
おうちヨガもいいけど、なんとなくめんどくさそう。何か無心になれる事をしたい。
そんな時に大人のぬりえは大活躍します。
色を塗りながらもリラックス。最高の癒しの時間になる事間違いなしです。
こんなとちょっとしたところがハマる理由
・夜にちょっと取り出せる
夜寝る前の少しの時間、
「今日は1箇所だけだけ色を塗りたいな」
なんて時にさっと取り出せるのも楽しく続けられる理由。
ぬりえを開いて、自分だけの世界に行けるってすごく楽しいです。
・道具が少なくて済む
紙と色鉛筆だけという道具の少なさ、いいですよね。
ぬりえは本だけではなく、いろんなサイズのものが売っています。
今回ダイソーで購入したのはA4サイズ。
別の100円ショップには折り紙サイズもありました。
小さなサイズの方が出来上がる時間も早く、道具も少なくてすみますので後片付けがとても楽です。
・机の上に置いておける
机の上に置いておいてもあまり邪魔に感じないのもぬりえのいいところ。
ぬりえも色鉛筆も薄くてコンパクトなので、場所を取る事がありません。
疲れていてもできる、手軽なリセット時間
疲れている日でも、動かすのは手元だけ。
「少し集中して気持ちを切り替えたい」
と感じた瞬間に、すぐ取り出せる手軽さは、読書や映画鑑賞とはまた違ったメリットです。
私自身、もともと一人で好きなことをしたいタイプで、
今まで“リラックス”と名のつくものはいろいろ試してきました。
それでも大人のぬりえは、はっきり言って、
「こんなに楽しいんだったら、もっと早く始めておけばよかった」
と思うくらいでした。
コスパ最強の、50代向けひとり趣味
何よりうれしいのは、とてもお金がかからないことです。
・夜、色を塗りながらひとり時間を満喫できる
・しかも気持ちが落ち着く
・あまりお金がかからない趣味として最適(100円ショップで揃えれば予算1,000円以内)
・体力がなくても大丈夫
こんな感じで、大人のぬりえは、いろんな意味で“コスパ最強”の趣味だと思います。
初心者でも始めやすくて、気づけば「ぬりえ沼」
「絵を描くのはちょっと…」
と思っている初心者さんにも、大人のぬりえはぴったりです。
ぬりえの本は、書店に行かなくてもダイソーなどの100円ショップで簡単に手に入りますし、
ネットのぬりえサイトで好きな絵柄を無料でダウンロードして、ネットプリントするのもアリ。
どんどんぬりえにハマっていくと、曼荼羅にも手を出してしまいがちです。
……それが、いわゆる「ぬりえ沼」なのです。

刺さらない人には、まったく刺さらない世界かもしれません
どんな趣味にも、やっぱり相性がありますよね。
料理で言うところの、
「食べるのは好きだけど、作るのは苦手」
みたいな感じかもしれません。
大人のぬりえも、残念ながら全員に向いている趣味ではないと思います。
私がやってみて感じた
「向いていないかもしれない人」
は、こんなタイプです。
大人のぬりえに、あまり向いていないかもしれない人
・すぐ結果を求める人
1ページ仕上げるのに、最低でも30分。
絵柄が細かければ、それ以上かかることもあります。
短時間で結果を出したい人には、ゴールが遠く感じてしまって、途中で飽きてしまうかもしれません。
・完璧主義な人
はみ出しや色ムラをどうしても許せないタイプだと、
リラックスどころか、逆にストレスになってしまうことも。
「8割できたらまあまあ合格」
くらいに思える人のほうが、気楽に楽しめそうです。
・細かい作業が苦手な人
最近の大人のぬりえは、細密画が多くてとてもきれいですが、
最初から細かい図柄に挑戦すると、正直かなり大変です。
細かい作業が苦手な人は、シンプルな絵柄から始めたほうが、楽しく続けられると思います。
・とにかく外に出るのが大好きな人
私の知り合いの50代の友達に、体調が悪い時以外はほとんど家にいない人がいます。
「家にいるのがもったいない!」
というタイプの人には、ぬりえはあまり魅力を感じないかもしれません。
逆に、大人のぬりえがとても向いている人
向いていない人の、ちょうど真逆のタイプの人には、
大人のぬりえはとても相性がいいと思います。
・おうち時間が大好きなインドア派の人
一日家にいても全然苦にならず、むしろ快適に感じる人にはぴったりです。
・チマチマした作業が好きな人
同じような作業を黙々と続けるのが好きな人や、
細かいことに集中すると落ち着くタイプの人には、とても向いています。
・集中すると時間を忘れてしまうタイプの人
気づいたらあっという間に時間が経っていた、という経験がある人は、
ぬりえの世界にもきっとハマると思います。
・ストレスやイライラを感じやすい人
何かに集中していると、気持ちが少し軽くなるタイプの人には、
ぬりえはとてもいい気分転換になると感じました。
【まとめ】50代の今だからこそちょうどいいのが大人のぬりえ
色を塗りながら無心になれる、というのは、考えてみると結構すごいことだなと思います。
趣味と呼ぶには少しシンプルかもしれませんが、
その手軽さこそが、50代の今の暮らしにはちょうどいいサイズ感なのかもしれません。
手持ち無沙汰で、ついスマートフォンを眺めてしまう。
そんな時こそ、ぬりえを一枚広げてみてください。
大人のぬりえは、完成形が見えている安心感と、
色を選ぶという小さな創造性のあいだで、ちょうどいいバランスを保っています。
ぬりえと色鉛筆さえあれば、好きな時間に、自分のペースでひとり時間を楽しめる。
それが、大人のぬりえのいちばんの魅力だと感じました。
ゆっくり色を重ねていく時間は、気持ちを落ち着かせてくれるような感覚もあります。
完成を急がず、のんびり描いて、
「育てていく」
そんな趣味の楽しみ方も、いいものだなと思います。
もし、最近ひとり時間の過ごし方に迷っているなら、
一度、大人のぬりえを試してみてはいかがでしょうか。

このあと、スクラッチアートもやってみました。なかなか楽しかったです。
寒い日は何する?50代女ひとりのおうち時間|ダイソーのぬりえ&スクラッチアートやってみた
他にも50代から楽しめるソロ活をまとめています
1人が楽と感じる人に送る50代からのソロ活


