PR

一人カラオケは恥ずかしい?10年通い続ける50代女性の、リアルすぎるヒトカラ案内

カラオケボックスのマイク

声を出す元気もない。

でも家にもいたくなくて…。

そんな日に私がちょいちょい逃げ込んでいた場所は、最初はネットカフェでした。

薄暗くて狭くて、自分だけのブースがあるあの感じ。

もともとせまい場所や隅っこが好きな私には、けっこう落ち着く空間だったんです。

ただ、慣れてくるとどこか物足りなさを感じるようになりました。

ネットカフェは快適だけど、私には少し静かすぎたのです。

少しずつ調子が出てくると、

「おもいっきり叫びたい!」

「もう少しだけ、自分を解放できる場所はないかな」と思うようになりました。

人間って本当にわがままな生き物ですよね(笑)。

そんなある日、ママチャリをこぎながらフッと頭に浮かんだのが、カラオケボックスでした。

「あそこなら大声出せるやん!」と思ったものの、

当時の私にとってカラオケ=みんなでワイワイ楽しむ場所というイメージ。

最初のうちは、お店の前で立ち尽くしていました。

「受付でなんて言えばいい?」

「1人ですって言うの、恥ずかしくない……?」

と、変な汗をかきながら店内に入ったのを今でもよく覚えています。

――あれから10年以上。私は今でも、ひとりでカラオケに通い続けています。

「恥ずかしい」の正体は、ただの思い込みだった

ジャンカラの店内 1

ヒトカラに行く前、頭の中でぐるぐるしていたことをまとめると、だいたいこんな感じです。

心配① 受付で「お1人様ですか?」って聞かれたら恥ずかしいかも
心配② 店員さんに「またひとりか」って思われるかも
心配③ グループのお客さんばかりで浮くんじゃないかな
心配④ そもそも1人で何時間も歌い続けられるのか

毎日カラオケに行ってるわけでもないのにこんなことを考えていました。

完全に取り越し苦労…。

実際の受付ってめっちゃあっさりしてた。

実際に平日の午前中、

思い切って近所のカラオケボックスへ行ったときのことをいまも覚えています。

深呼吸してカウンターへ向かって、

「お1人で1時間お願いします」

と言ったら、

店員さんは液晶モニターを見ながら

「かしこまりました。お部屋は○○号室です。ドリンクバーはどうされますか?」

それだけ。

淡々と、ごく普通の対応。特別な目線もなし、余計な1言もなし。

しかもほぼノールック。

部屋に案内されてドアを閉めた瞬間、

ホッとしたのと同時になんとも言えない解放感がありました。

「ここは、今日だけ私だけの空間だ」

受付で使えるテンプレ

このひと言だけ

「1人です。○時間、ドリンクバーつけます」

これをテンプレのようにさらっと言うだけ。

あとは向こうがテキパキ案内してくれます。

部屋の希望があるときは

「できれば受付近くで静かな部屋がいいです」

と1言添えると、配慮してもらえることもあります。

最近はアプリで完結するところも多いので便利な世の中やなあ、と思っています。

廊下ですれ違っても、誰もあなたを見ていない

ジャンカラのドリンクバー

部屋に入るまでの廊下、ドリンクバー、エレベーター。

実際に行くと、思っていたよりずっと1人客がいます。

特に平日の昼間は、ヒトカラ率がかなり高い。

そして誰も、誰かのことを見ていません。

私も先日ジャンカラに行ったとき、

ドリンクバーで小さなお子さん連れのママさん、学生さん、店員さんとすれ違いました。

誰も私のことなんて気にも留めていない。

カラオケボックス特有の、

あのなんともいえない殺伐感が、いい意味で自分の存在感を薄めていく。

これが私には、すごく心地いいんです。

30分の「戦闘記録」。短くても、効果は絶大です

先日、30分でジャンカラに行ってきました。

15分刻みでアプリから予約できるので、仕事帰りの気分でサクッと予約。

部屋番号も出てくるから、無人受付機で手続きして、
ドリンクバーで飲み物を用意して、部屋へ。

でも正直に言います。30分は、短い。

時間の内訳はだいたいこんな感じです。

🔷 入店・受付・ドリンクバー … 約5分

🔷 部屋への移動 … 約5分

ここで10分消費するので、正味残り20分。

カラオケに来たからには採点モードも使いたい。

しかも歌いたい曲を決めていなかったら

「えー?どうしよう、何歌おうかなぁ」

で意外と時間が溶けていく。

あっという間に30分。

現実的には、かなり短い。

それでもやる。だから私はスマホにリストを作っています

くやしい思いを何度かしてから、スマホに歌いたい曲をメモするようになりました。

50代って、意外と忘れっぽいから。

そして私は優柔不断だから。これが1番デカい。

それでもカラオケ店を出て帰りながら、

「あ、忘れた!あれ歌っておけばよかった」

とちょっぴり後悔するのですが。

ある日の30分・戦闘記録

カラオケのリモコンマシン
なんやこれ、というラインナップ

歌う時間が限られているからこそ、真っ先に頭に浮かぶ曲をチョイスします。

宇宙刑事ギャバン:串田アキラでウォームアップ。画面を見ずに歌えるレベル

特捜エクシードラフト:宮内タカユキで思い切り声を張り上げる

特警ウインスペクター:乗ってきたのでさらに追い上げる

ああ電子戦隊デンジマン:調子に乗って酸欠状態

ロボット刑事:で時間切れ

叫びきって終了。

気づけばただの特撮縛りになっていました。

1曲歌っては無になる。

まるで戦い終わったかのように。

「なぜ昭和ヒーローなのか?」

それは私の得意分野だから。

私は第二次ベビーブーム世代。

水木一郎、ささきいさお、子門真人、戦隊シリーズにメタルヒーロー。

特にメタルヒーロー系は、自分の中で

「哀愁漂うアツい系」。

シャウトする串田ボイスと宮内タカユキの激アツボイスで今の私が出来上がっています。

カッコいい+アツい+正義感強い、なのにどこか哀愁が漂う。

この要素を満たしているのが昭和特撮ヒーローソング。

だから歌うのがやめられません。

誰かと一緒だったら、絶対歌えなかった。

歌わない時間だって、立派な「ヒトカラ」

誰かと一緒なら許されない

「じゃない」方の使い方が、ヒトカラには許されます。

わたしの場合、フリータイム利用する時はお昼に入って、最初の30分はほとんど歌わない。

マイクをテーブルに置いたまま、薄暗い部屋でぼんやり。

しばらくして、タッチパネルの履歴を見て

「この選曲は高校生かな」

「この昭和歌謡は絶対おじいちゃんだ」

と勝手にショートドラマを作って遊ぶ。

わたしは妄想族なのです。

歌+グダグダ+スマホの組み合わせが、完全に私のリラックスタイムになってる。

失敗しないための「50代の準備リスト」

①スマホに歌いたい曲をメモしておく

前述の通り、これは本当に大事。

50代は意外と忘れっぽいので、思いついたときにすぐメモ。

1曲5分弱が目安なので、30分なら4〜5曲、1時間なら10曲前後リストアップしておくと安心です。

②時間帯は「平日の昼間」が最強

夜はお酒を飲んだお客さんも多く、万が一絡まれでもしたら面倒です。

平日の午前中〜昼間は1人客も多く、料金も安め。

店内も落ち着いていて、ヒトカラデビューには最適です。

③最初は「30分」から始めてみる

短時間でも「意外と平気だった」という成功体験が、次のソロ活につながります。

気が乗ったら延長すればいいだけ。

④アプリで予約・決済まで完結するお店を選ぶ

私がよく利用するのはジャンカラです。

アプリから予約、セルフ受付、支払いもアプリ内で完結できるので、
店員さんと最小限のやりとりで済み、精神的にとても楽。

最初にスマホアプリを入れておくだけで、当日のハードルがぐっと下がります。

⑤防犯は「荷物・時間帯・立地」の三点セットで

カラオケ店内での防犯は、下の3つだけ覚えておけばOK。

  • バッグは財布・スマホ・鍵だけにして、トイレやドリンクバーにも常に持ち歩く
  • 夜の繁華街より、駅近・大通り沿い・商業施設内の店舗を選ぶ
  • 不安なときは受付で「女性一人なので、できれば人通りのある部屋がいいです」と一言伝える

一歩踏み出した先にある「自由」

10年以上ヒトカラを続けてきて、確かに思うことがあります。

女性って、「完全にひとりになれる場所が少ない」ということです。

家にいれば家族がいるし、外に出れば誰かの視線があります。

でもカラオケボックスは違います。

ドアを閉めた瞬間、世界がパタっと切れるのです。

外はうるさいのに、自分の頭の中はしん、と静か。

宇宙刑事ギャバンを全力で叫び切った後の、あの「無」になる瞬間。

その感覚が、たまらなく好きでした。

若い頃と比べると、言いたいことも飲み込んでしまいがちな50代。

だからこそ、誰にも気を遣わず思い切り吐き出せるヒトカラは、最強のストレス発散です。

「恥ずかしい」と感じるのは最初の5分だけ。

慣れた瞬間から「こんなに自由でいいの?」に気持ちが変わります。

勇気は、最初の一歩だけ。

次の予約を考えながら帰ることになる、きっと。

私がそうだったように、あなたもきっと、次の予約を考えながら帰ることになりますよ!