なめてたら、ほんとに痛い目を見ます。
「猫がいる島でしょ?フェリーで20分でしょ?」
私も最初はそう思っていました。
大荷物を抱えて新宮漁港に着いたら欠航。
土曜の朝、30分前に並んだら、すでに長い列ができていた。
猫と遊んでいたら最終便ギリギリで大慌て。
そういう経験を積み重ねながら、
気づけば月イチで通い詰める50代になっていました。
この記事は、そんな私がやっと
「これさえ読めばOK」
と言えるようになった、相島アクセスの決定版です。
初めての方も、久しぶりに行く方も、ぜひ出発前に一読してください。
基本情報:料金・時刻表・乗り場・駐車場
まず、絶対に外せないスペックをまとめます。

フェリー料金
大人(片道):480円 小児(片道):240円 1歳未満:無料
※大人1人につき未就学児1人無料
※往復乗船券の販売はありません。行きと帰りでそのつど購入です。
支払いは現金のほか、
交通系ICカード(nimoca・SUGOCA・Suica等)、
楽天Edy・WAON・nanaco・QUICPayなどの電子マネーが使えます。
※クレジットカードは使えませんので注意。私はいつも交通系ICにチャージして行きます。
所要時間
新宮漁港 → 相島:約20分
便数(季節ダイヤ)
3月〜10月:1日約6便
11月〜2月:1日約5便
便数が少ない冬は特に「乗り遅れ」が命取り。秋冬に行く方は要注意です。
切符の買い方

渡船場内の自動販売機で当日購入します。予約はできません。
行きたい時にサッと買えるのが便利ではある一方、
混雑時は「現地に来てから考えよう」が通用しないこともあります。
乗り場(渡船場)の場所
新宮漁港(新宮町) カーナビ設定用住所:〒811-0116 福岡県糟屋郡新宮町湊436
初めての方でも迷うほど複雑な場所ではないので、アクセス面の心配はほぼいりません。
アクセス方法
電車・バスの場合: 福岡空港駅(地下鉄空港線)→ 博多駅(約5分)→ JR博多駅(鹿児島本線・上り)→ JR福工大前駅(快速で約15分)→ コミュニティバス「マリンクス」(バス停:福工大前駅北口)→ 新宮漁港
コミュニティバスの運賃は100円(片道)。
※ただし現金のみ。
ICカードは使えないので小銭を用意しておいてください。
所要時間は約10〜15分です。
車の場合: 福岡空港から一般道(国道3号線経由)で約35〜45分(約15km)。
駐車場情報
営業時間:24時間・無休 駐車台数:180台(うち身障者専用3台)
料金: 3時間まで:300円 6時間まで:600円 12時間まで:1,000円 24時間最大:1,000円
※相島に渡る方は、島内の「相島渡船待合所」の認証機に駐車券を通すと割引が適用されます。
忘れずに通してください。 ※支払いは主に現金。
24時間を超えた場合は500円に12時間ごとに100円が加算(上限1,000円)。
要注意!満席で乗れない?確実に乗るための「何分前」ルール
「まさか乗れないとは思わなかった」
これが一番もったいない事態です。
フェリーは定員100人前後の町営渡船(天候により定員の変動あり)。
観光船ではなく、島民の生活の足です。
観光客だからといって優先されることはありません。
条件が重なると、普通に乗れないことがあります。
混みやすいのはこんな日
・土日・祝日の日中便(特に午前中)
・GW・夏休み・年末年始などの長期休暇
・天気のいい週末(猫の写真を撮りたい人が一気に集まる)
・天候不良の翌日(「雨明け」で人が集中する)
私が初めて週末の午前便に乗ろうとしたとき、
出発30分前にすでに列ができていて、本当に驚きました。
「マイナーな離島でしょ」
と完全に油断していました。
あの焦りは今でも忘れません。
確実に乗るための5か条
- 時刻表を事前に確認して計画を立てる
- 週末・連休は出発の30〜40分前に乗り場へ
- 平日か午後の便を選ぶと比較的ゆったりしている
- 島に着いたら、最初に帰りの切符を購入する(ここが本当に大事)
- 帰りの最終便の時刻をスマホのアラームにセットしておく
4と5は特に強調しておきたいポイントです。
猫に夢中になっていると、時間の感覚があっという間になくなります。
「もう少しだけ…」が積み重なって最終便ギリギリになる、
というのは初めての方あるあるです。
島に宿泊施設はほとんどないため、最終便を逃すと当日中に帰れなくなる可能性があります。
これだけは絶対に避けたい。
欠航・運休のリアル:雨・風・波の判断基準と確認方法
欠航が怖くて「行けなかった」という方も多いかもしれません。
でも、ポイントを押さえておけば、怖くはありません。
欠航を左右するのは「雨」ではなく「風と波」
「雨だから欠航」とは限りません。
小雨程度であれば、波が穏やかなら通常通り運航することがほとんどです。
反対に、青空が広がっていても、風が強く波が高い日は欠航になります。
玄界灘は風が強くなりやすい海域で、陸で
「少し風があるかな」
という程度でも、
海上では全然違う状況になることがあります。
私が経験した欠航の瞬間
まだ相島通いを始めたばかりの頃、
天気予報をろくに見ないまま大荷物で新宮漁港に到着したことがありました。
待合室に入ったとたん、係の方に「今日は荒天なので欠航ですよ」と告げられ、
「えっ?」
「さっき連絡があって」
「……。」
言葉が出ませんでした。
今となっては「早めに教えてくれてよかった」と思えますが、
あの時の呆然とした気持ちは今でも覚えています。
それ以来、出発前の天候チェックは欠かしていません。
判断の目安
・小雨・曇り+波が穏やか → 運航する可能性が高い
・強風・高波 → 晴れていても欠航の可能性あり
・台風や強い低気圧が接近 → ほぼ欠航と思っておく
・冬(特に12〜2月)→ 欠航率が上がる。玄界灘は季節風が強くなりやすい
逆に、春から初夏(4〜6月)や秋(9〜10月)は比較的海が穏やかで欠航リスクが低い時期です。
「絶対に行きたい」という方にはこの季節がおすすめです。
確認方法
・新宮町公式サイト・インスタグラムなどのSNSをこまめにチェック
・渡船場への直接電話(当日朝の確認が最も確実)
私は電話が少し苦手なので、主に公式ホームページで確認しています。
前日の夜と当日の朝、2回チェックするのが習慣です。
もし欠航だったら
正直、一番いいのは「日程をずらすこと」です。
不安を抱えたまま出かけるより、天気のいい日に改めて行く方が、旅として絶対に楽しい。
猫たちは次に行っても待っていてくれます。
「今日はご縁がなかった」と早めに切り上げる判断も、
ひとり旅を長く楽しむための知恵だと私は思っています。
新宮中央駅近くにIKEAがあるので、欠航になった日にそちらで過ごすのもひとつの手です。
見るだけで楽しいし、つい買いすぎてしまいますが…(笑)。
冬・相島フェスタに行く時の特別な注意点
冬に行く場合
冬の相島は、寒さが思った以上にてごわいです。
海風が体感温度を大きく下げます。
私は1月下旬に訪れた時、向かい風を受けながら歩く場面が続いて、
防寒対策をしていなかったら正直きつかったと思います。
おすすめの防寒対策
・腰に貼るカイロ
・ヒートテック+編み目の詰まったニット+ユニクロのパフテックインナー
・ネックウォーマーかマフラーで首周りをしっかり塞ぐ
・手袋
おしゃれ感ゼロの組み合わせですが(笑)、これで本当に助かりました。
待合室は冷暖房完備で広々としているので、フェリーを待つ間は安心して過ごせます。
新宮漁港にも地域猫がいて、人懐っこい子が多いので、待ち時間も存外楽しい。
冬のフェリーは混雑が少なめで、午前の早い便ならなおさらゆったりしています。
ひとりで静かに楽しみたい方に、冬の朝イチ便はおすすめです。
ただし、波が高い日はフェリーがかなり揺れます。
デッキには出ないで、後方の座席に座るのが船酔い対策として有効です。
係員が誘導してくれることもあります。
冬の猫たちについても一言。寒い季節は、猫たちは暖かい場所にひっそりと潜んでいます。

待合室のベンチや段ボールの中、猫ハウスの中など。
晴れた日の港周辺のような
「わちゃわちゃした出会い」
は減りますが、その代わりに、
猫たちのひそやかな姿を静かに眺めるという、冬ならではの楽しみがあります。
相島フェスタに行く場合
相島フェスタは、天候によっては中止になることがあります。
特に強風・高波でフェリーの欠航が見込まれる場合は、フェスタ自体が中止になります。
開催・中止の発表は、前日の午後14時以降が目安です。
遠方から来る方には「もう少し早く…」と感じるかもしれませんが、これが現状です。
確認先は新宮町の公式サイトや公式インスタグラム(相島navi)。
こまめにチェックしておくのがベストです。
注意点として、フェスタが中止になった場合、臨時フェリーも運行されないことがあります。
フェスタ目当てで行く場合は、この点も頭に入れておいてください。
ただし、小雨程度なら開催されることもあります。
「雨=絶対中止」と決め込まず、必ず公式発表を待つようにしてください。
まとめ:万全の準備で、癒しの猫時間を
相島は、20分のフェリーで渡れる、とても身近な離島です。
でも、
「気軽に行けるから大丈夫」
と準備を怠ると、
乗れなかった・欠航だった・帰れなくなりそうになった、
という事態が普通に起こります。
私自身がそれを何度も体験しました。
この記事で伝えたかったことを3つに絞るなら、これです。
・出発前に天候と時刻表を必ず確認する
・週末・連休は30〜40分前に乗り場へ
・島に着いたら、まず帰りの切符を買う
この3つを押さえるだけで、当日の不安はぐっと減ります。
あとは、猫たちに会いに行くだけ。
のんびりした島の空気と、気まぐれな猫たちが、きっと迎えてくれます。
50代のひとり時間に、相島はとてもよく似合う場所だと、私は思っています。
「完璧な準備」より「ちゃんと帰ってこられる準備」を優先してください。
切符は帰りの分を先に、アラームは最終便の30分前に。
それだけで、相島時間が何倍にも豊かになります。
※記事内の料金・時刻表等は2026年4月時点の情報です。
最新情報は新宮町公式サイトをご確認ください。

